坂本ラヂヲ株式会社

中目通信

フェラーリを買うということ

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2016.05.26

 
 
 
先日フェラーリのF12を諸事情でキャンセルしたお話を書きましたが悩みに悩んで488スパイダーをオーダーしてしまいました。
本日はいざフェラーリを買うときに役に立つ購入講座と購入する意義に関して書き連ねたいと思います。

さて、どうしてこんな高い車を皆さんはこぞって購入したがるのか?とうことです。
やはりフェラーリは車好きの一つの到達点だと思う訳です。「フェラーリなんて高価なだけで良くないよ」
なんていうのは良く聞くことですが本当に所有して身銭切って痛い思いをして(笑)初めて分かることが沢山あります。
まずは行動してみる。乗らないで言えないじゃないですか?(笑)
乗ってみて悪かったら売却すれば良いので多少は損しますが経験値として語れるようになりますよね?
クルマ口(クチ)プロレスでもかなり有効な技を使える訳ですよ。

そんな訳で私は初めてのフェラーリ購入に至った訳です。458スパイダーの白でOPかなり満載仕様です。
そしてついにユーザーになった感想としては・・・非常に良いんですよね・・・これが。
エンジンの音や彫刻のような芸術的なデザイン。一つ一つの無駄なコストを掛けた部品の数々。
それからはもう虜になりました。やられました・・・・。

でも高いよね・・・・しかし2台目から分かったのですが実は次に乗り換える時に追金が非常に掛からないんです。
下取価格が異常に高いのもフェラーリの特徴です。458スペチアーレなんて2年乗って売却価格の方が
購入価格より高いという有様。驚きです。ですから1台目さえ乗り切ればあとは何とかなります。
会社の社用車として購入する場合は新車は6年で原価償却されますが1年目はかなり大きく落ちます。
6年後でも帳簿上はゼロでも実際にはかなりの価格で売却できます。
ついでに言うと中古の6年落ちのフェラーリを買うと1年で原価償却できるので次の年に売却したら
帳簿上ゼロでも実際にはかなりの利益が出ます。会社に利益が出ている場合の話だけどね。(笑)

さて、そもそもどうしてフェラーリを購入するのか?ということですが一言で言うとフェラーリ社への寄付なんですね。(笑)
フェラーリは元々F1で優勝したくてクルマ造りをしてきた会社です。元々はアルファロメオのドライバーだった
故エンツォフェラーリ氏がレースで勝ちたくて勝ちたくて情念で作ってしまった会社です。
でもレースはお金が掛かる。しかも尋常でない金額。どうしようと考えて「そうだ!性能には見合わない価格だけど
高価なクルマを作って販売してその利益でレースをやろう!」って思いついたんです。
だからユーザーになる人は4000万円の価値があろうが無かろうがどうでも良くて
「フェラーリって世界で一番速くてカッコ良いということをF1で証明しよう!」という思いで購入しているんです。
だからフェラーリには「お買い得!」みたいな車種はヒトツも無い訳です。(笑)
日産のGTRの方がフェラーリよりも速くてしかも価格は1/4とか言うのは言っちゃイケナイのよん!
そういう視点でユーザーは購入していないということですね。

元々F1等のレースは欧州の富裕層や貴族(大分減ったと思いますが)たちの遊びだったんですよね。
だからその遊びにシビックとかN360とかの大衆車を売りまくって参入してきたHONDAとかは面白くないのです。
ルマンにしてもF1にしても日本車が優勝するとレギュレーションがすぐ変わりますよね?
ホンダがターボで勝ってしまったらターボはダメ!とかマツダがルマンで活躍したらロータリーは禁止とか・・・・
例えて言うなら自分たちが相撲界でタニマチだったのにいつの間にか海外の企業が
スポンサードしていたみたいな・・・・・そうするとタニマチは日本企業だけ!みたいなルール作りたくなるでしょ?!
でもモンゴル人多いから実際にはモンゴル企業が多かったりして。(笑)

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次にフェラーリの正しい買い方です。4台をオーダーしているので慣れたモノです。(1台はキャンセルなので3.5台?)
まずは営業マンに会社か自宅に来てもらいます。東京だとコーンズ・ロッソスクーデリア・ニコルコンペティオーネが
あります。以前はコーンズだけだったので色々と問題がありました。(笑)
今はフェラーリJAPANが出来たのでコーンズは、いちディーラーになってしまいました。
選択肢が増えたのはユーザーにとっては良いことです。

そこでまずは自分の欲しい車両の「枠」をマラネロ様(イタリア)に取ってもらうべく契約をします。
12気等モデルだと600万円で8気筒モデルだと300万円を振り込みます。
契約書とその振込を完了してはじめて自分の車の生産して頂く「枠」が確保されます。
その時の契約書の内容はあくまでも仮です。色やオプションも適当です。概算という感じですね。
車両価格+諸経費+オプション代金で合計ですがこのオプション(以下OP)が曲者なんです。
カーボンファイバーの部品では60-70万円です。特別な外装色は240万円。センターライン140万円。
これはもうキリがない。調子に乗って営業マンが言うとおりしていると軽く1000万円になります。
このOP価格設定の良いところはこれに慣れると他社のOPが全て安く見えてくるということでしょうか?(笑)
そんな概算を契約時に入れておきます。
値引きは殆どありません。(苦笑)比較対象が無いからでしょうね・・・・うーん・・・悔しい!(笑)
ここは国産のように期待してはいけません!「端数を切ります!」って本当に端数で笑いました。

それから数ヵ月後に本当に仕様を決める時がきます。
これからはもう仕様が変更出来ません。価格含めて結構真剣に考えます。ファイナルアンサーです!
マラネロの工場から「あなたのクルマはここまで造りましたよ!」って
写真付きでメールがきます。この時はなかなかワクワクします。
驚くことにクルマは船便でユックリやってきます。極東は当然最後のほうなのでより時間が掛かります。
空輸というオプションもあるとのことですが当然エクストラ費用が発生します。タイムイズマニーです。
そしてやっと契約から1年後くらいにマイフェラーリがやってきます。

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そうでもしないとその間にユーザーは移り気だから飽きちゃうんですよね。
申込金を支払いって何回か試乗するともう購入した気になっちゃう・・・・・
でもディーラーはキャンセルされちゃかなわないから時々購入者向けにイベントを企画して
モチベーションを維持し続けるのです。購入してしまったのに何故イベントをやるのか?と思ってましたが
そんな理由がちゃんとあったんですね。

今回オーダーした車両が来るのが1年半後かあ・・・・・そんな先のことは私には分かりません。(笑)


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